Mr.White
2010年7月24日-M10とM11は実はそんなに違わない?今さらだけど消えたカード入ったカード比較-
http://mtg-jp.com/reading/translated/005242/
http://mtg-jp.com/reading/translated/006546/
基本の概要は全て上記の翻訳記事で語られている。
今さら・・・な内容だがもう一度掘り下げていく事でよりM11リミテッドに対しての理解が深まるんじゃないだろうか?というのが動機だ。
M10は成功を納めた、ただし過去の基本セットと比べると急激な変化をもたらしたのは事実。
1年に1回という販売スパンにおける弊害、それに伴い2つの基本セットで1つという役割の補完を行った。
細かいルールの修正、それに伴い出て来た弊害の削除。
-白-
1.天使の慈悲→アジャニのマントラ
2.警備隊長→模範の騎士
3.神聖なる評決→糾弾
4.栄光の突撃→鼓舞する突撃
5.グリフィンの歩哨→野生のグリフィン
6.守護熾天使→天使の調停者
7.危害のあり方→復讐に燃えたアルコン
8.不滅→神聖の力線
9.絆魂→黄金光の蛾
10.光帯びの聖騎士→セラの高位僧
11.メサの女魔術師→戦隊の鷹
12.蔵の開放→太陽のタイタン
13.次元の浄化→審判の日
14.カミソリ足のグリフィン→雲の十字軍
15.ロウクスの長槍の達人→突撃するグリフィン
16.高潔のあかし→力強い跳躍
17.光の大嵐→テューンの戦僧
18.アンデッドを屠る者→無し
19.古参兵の鎧鍛冶→アジャニの群れ仲間
20.古参兵の剣鍛冶→歴戦の歩兵
21.信仰の壁→ロック鳥の卵
22.魂の管理人→不屈の宣教師
白の総枚数が41→40へと変化した為1枚カードが消えた。(アンデッドを屠る者のコンパチカードが消えたと考えている)
M10環境の白のコンセプトは兵士だった。それがM11になって大きなコンセプトがプレンズウォーカーと関連性を持たせる事に推移した為大半の兵士はM11を去る事になった。
また軽減という概念がほぼ無くなった。相手の攻撃から守るというコンセプトは対クリーチャーは攻撃にも防御にも使えるパンプ効果に変わり、本体への軽減はライフゲインへと姿を変えた。そしてライフゲインはアジャニのデザインとよくマッチした。
限定的で受け身の防御でしか使えず使いにくいスペルは汎用性が上がった為より攻撃的な面があらわになった。軽減スペルが無くなったのも防御的に組みにくくなっている要員の一つだ。
消えた22枚のカードに対して増えた21枚をあてがっただけなのでしっくりくるコンパチカードも有れば強引に合わせたカードもある。自分でやってて納得いかない部分もあるけどしょうがない。
-リミテッドの観点-
1.スペルからクリーチャーへ
M10ではスペルで有ったスロットがM11ではクリーチャーで補完するようにデザイン変更されている。
(9.絆魂→黄金光の蛾、17.光の大嵐→テューンの戦僧等)コレによりリミテッドでクリーチャーが足りない等という事がおきにくくなり、柔軟性は上がった。(少なくともクリーチャーで有り、スペルであるカードへと変化した。)これにより基本セットでのドラフトがやりやすくなった。
2.レアリティの移行に伴い失ったもの
一部の役割がレアリティが変化した事により重要性が上がったものがある。(3.神聖なる評決→糾弾)を見れば分かる通りコモンにあった除去がアンコモンに移行した。構築においてこの変更は非常にうれしい変更だったがリミテッドでコモン除去の有無は死活問題だ。
この変更により防御的なデッキが組みにくくなっている。
(6.守護熾天使→天使の調停者 7.危害のあり方→復讐に燃えたアルコン)軽減効果は過去の基本セットと比べるとM10からかなり減った傾向にあったがM11でより顕著になった。
アンコモンからレアに移行した為コストは重くなり、より派手な効果へと変わった。コモンに軽減効果を持つカードは0枚という事は覚えておかなければいけない。
3.防御的なデッキから攻撃的なデッキへ
防御的なカードがレアリティが上がって相対的に出にくくなったり、M11で落ちた関係で組みにくくなったりはしたものの失うばかりではなく得たものも大きい。より汎用性の高いカードが採用された事により攻撃的なデッキが組めるようになった。
.飛行
M10環境は兵士がテーマだったため地上を這ってるクリーチャーが多かったがM11はその縛りが無い為攻撃的な飛行が採用されるようになった。
(5.グリフィンの歩哨→野生のグリフィン)や(15.ロウクスの長槍の達人→突撃するグリフィン)を見ればわかりやすいだろう。また厳密には突撃するグリフィンは青からのカラーチェンジを果たしたカードである為(噛みつきドレイク→突撃するグリフィン)青は防御的な飛行、白は攻撃的な飛行へと役割を変化させた。
・強化
単体強化が好きなタイミングでプレイできるようになった上で修正値が上がったものが多い。(4.栄光の突撃→鼓舞する突撃)や(16.高潔のあかし→力強い跳躍)、(20.古参兵の剣鍛冶→歴戦の歩兵)等。特に歴戦の歩兵は白の攻撃的な面を象徴したカードだと思う。(攻撃にしか使えないパンプ)
これにより続投組の破門等のカードと相性が良くなりより分かりやすいコンセプトが出来上がった。
・サイクル
M11の白は兵士というコンセプトが無くなった為兵士シナジーを持つカード全てが消えフリースロットと化した。そのスロットをアジャニ枠(ライフゲインシナジー)飛行枠に割り当てられた。しかし兵士が消えた事により各色に存在したロードサイクルの一つである警備隊長が消えてしまった為3マナのロード(模範の騎士)が新たに追加される事となった。
ただ飛行枠にスロットを割き過ぎた為ほとんど騎士は居ない。今後の大型エキスパンション次第という見方が強い。
白編はここまで。
次は青編
http://mtg-jp.com/reading/translated/005242/
http://mtg-jp.com/reading/translated/006546/
基本の概要は全て上記の翻訳記事で語られている。
今さら・・・な内容だがもう一度掘り下げていく事でよりM11リミテッドに対しての理解が深まるんじゃないだろうか?というのが動機だ。
M10は成功を納めた、ただし過去の基本セットと比べると急激な変化をもたらしたのは事実。
1年に1回という販売スパンにおける弊害、それに伴い2つの基本セットで1つという役割の補完を行った。
細かいルールの修正、それに伴い出て来た弊害の削除。
-白-
1.天使の慈悲→アジャニのマントラ
2.警備隊長→模範の騎士
3.神聖なる評決→糾弾
4.栄光の突撃→鼓舞する突撃
5.グリフィンの歩哨→野生のグリフィン
6.守護熾天使→天使の調停者
7.危害のあり方→復讐に燃えたアルコン
8.不滅→神聖の力線
9.絆魂→黄金光の蛾
10.光帯びの聖騎士→セラの高位僧
11.メサの女魔術師→戦隊の鷹
12.蔵の開放→太陽のタイタン
13.次元の浄化→審判の日
14.カミソリ足のグリフィン→雲の十字軍
15.ロウクスの長槍の達人→突撃するグリフィン
16.高潔のあかし→力強い跳躍
17.光の大嵐→テューンの戦僧
18.アンデッドを屠る者→無し
19.古参兵の鎧鍛冶→アジャニの群れ仲間
20.古参兵の剣鍛冶→歴戦の歩兵
21.信仰の壁→ロック鳥の卵
22.魂の管理人→不屈の宣教師
白の総枚数が41→40へと変化した為1枚カードが消えた。(アンデッドを屠る者のコンパチカードが消えたと考えている)
M10環境の白のコンセプトは兵士だった。それがM11になって大きなコンセプトがプレンズウォーカーと関連性を持たせる事に推移した為大半の兵士はM11を去る事になった。
また軽減という概念がほぼ無くなった。相手の攻撃から守るというコンセプトは対クリーチャーは攻撃にも防御にも使えるパンプ効果に変わり、本体への軽減はライフゲインへと姿を変えた。そしてライフゲインはアジャニのデザインとよくマッチした。
限定的で受け身の防御でしか使えず使いにくいスペルは汎用性が上がった為より攻撃的な面があらわになった。軽減スペルが無くなったのも防御的に組みにくくなっている要員の一つだ。
消えた22枚のカードに対して増えた21枚をあてがっただけなのでしっくりくるコンパチカードも有れば強引に合わせたカードもある。自分でやってて納得いかない部分もあるけどしょうがない。
-リミテッドの観点-
1.スペルからクリーチャーへ
M10ではスペルで有ったスロットがM11ではクリーチャーで補完するようにデザイン変更されている。
(9.絆魂→黄金光の蛾、17.光の大嵐→テューンの戦僧等)コレによりリミテッドでクリーチャーが足りない等という事がおきにくくなり、柔軟性は上がった。(少なくともクリーチャーで有り、スペルであるカードへと変化した。)これにより基本セットでのドラフトがやりやすくなった。
2.レアリティの移行に伴い失ったもの
一部の役割がレアリティが変化した事により重要性が上がったものがある。(3.神聖なる評決→糾弾)を見れば分かる通りコモンにあった除去がアンコモンに移行した。構築においてこの変更は非常にうれしい変更だったがリミテッドでコモン除去の有無は死活問題だ。
この変更により防御的なデッキが組みにくくなっている。
(6.守護熾天使→天使の調停者 7.危害のあり方→復讐に燃えたアルコン)軽減効果は過去の基本セットと比べるとM10からかなり減った傾向にあったがM11でより顕著になった。
アンコモンからレアに移行した為コストは重くなり、より派手な効果へと変わった。コモンに軽減効果を持つカードは0枚という事は覚えておかなければいけない。
3.防御的なデッキから攻撃的なデッキへ
防御的なカードがレアリティが上がって相対的に出にくくなったり、M11で落ちた関係で組みにくくなったりはしたものの失うばかりではなく得たものも大きい。より汎用性の高いカードが採用された事により攻撃的なデッキが組めるようになった。
.飛行
M10環境は兵士がテーマだったため地上を這ってるクリーチャーが多かったがM11はその縛りが無い為攻撃的な飛行が採用されるようになった。
(5.グリフィンの歩哨→野生のグリフィン)や(15.ロウクスの長槍の達人→突撃するグリフィン)を見ればわかりやすいだろう。また厳密には突撃するグリフィンは青からのカラーチェンジを果たしたカードである為(噛みつきドレイク→突撃するグリフィン)青は防御的な飛行、白は攻撃的な飛行へと役割を変化させた。
・強化
単体強化が好きなタイミングでプレイできるようになった上で修正値が上がったものが多い。(4.栄光の突撃→鼓舞する突撃)や(16.高潔のあかし→力強い跳躍)、(20.古参兵の剣鍛冶→歴戦の歩兵)等。特に歴戦の歩兵は白の攻撃的な面を象徴したカードだと思う。(攻撃にしか使えないパンプ)
これにより続投組の破門等のカードと相性が良くなりより分かりやすいコンセプトが出来上がった。
・サイクル
M11の白は兵士というコンセプトが無くなった為兵士シナジーを持つカード全てが消えフリースロットと化した。そのスロットをアジャニ枠(ライフゲインシナジー)飛行枠に割り当てられた。しかし兵士が消えた事により各色に存在したロードサイクルの一つである警備隊長が消えてしまった為3マナのロード(模範の騎士)が新たに追加される事となった。
ただ飛行枠にスロットを割き過ぎた為ほとんど騎士は居ない。今後の大型エキスパンション次第という見方が強い。
白編はここまで。
次は青編
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